
前回の記事では芸能界の入り口や事務所に入るメリット・デメリットをお伝えしました。
今回は主に事務所を選ぶにあたってのポイントについて記事を書いていこうと思います!
自分も一番最初に事務所を探すときにかなり迷いました。
どんな事務所があるのか、どうやったら受けられるのか、何が必要なのか・・・など不安要素はいくらでも出てきますよね・・・
GoogleやYahoo!などで「事務所 オーディション」などで調べるとかなりの数の事務所が出てくると思います。
が!
その中から適当に選んで応募するのはかなりキケンでおすすめしません!
しっかり調べてから応募しましょう!
こんな人にオススメな記事です!
- どの事務所に応募すればいいの?
- 何を基準にすればいいのか分からない
- 怪しい事務所・オーディションに騙されないように知識が欲しい方
前回の記事はこちらから!
事務所の種類
前回も書きましたが芸能事務所といっても各事務所によって得意ジャンルがそれぞれ異なります。
- 映画やドラマに強い事務所
- ミュージカルやストレートの舞台の案件が多い事務所
- 声優事務所
- モデル事務所
- エキストラ事務所
事務所の探し方
冒頭でも書きましたが、ネットで検索すればものすごい数の事務所のオーディションがヒットすると思います。
今はTwitterなどのSNSでも募集していますね。
ですが中には怪しい事務所もあります。
超有名な芸能人が所属しているからと簡単に応募することはオススメしません!
応募する前にまず確認することをまとめました。
ジャンル
自分がどのジャンルをやっていきたいのかによって事務所を選ぶのがベストです。
しかし…
俳優もやりたいし、声優にも興味がある!

といった場合はどうすればいいでしょうか?
一つに絞った方がいい、その一つを徹底的に伸ばせば武器になるという方もいると思います。
それはその通りです。ただ武器はすぐには強くはなりません!
それなら今の段階では視野を広く持っていろんなジャンルに挑戦するべきだと自分は思います。
それがゆくゆく自分の本当にやりたいことにも繋がるからです。
何がきっかけで次の仕事に繋がるかは分からないですからね!
なので最初は幅広くいろんなジャンルを扱っている事務所を選ぶ方がチャンスが多いです。
事務所の規模
- 誰もが知っている大手事務所
- 看板タレントが数名いる事務所
- 所属者があまり知られていない事務所
大きく分けると上の3つの規模の事務所に分かれると思います。
事務所に入ってくる案件の数は・・・
誰もが知っている大手事務所 > 看板タレントが数名いる事務所 > 所属者があまり知られていない事務所
となります。
正直、大手と小規模の事務所だと案件の数が全然違います!
ただその分、所属者も多いので、応募する人数が限られている案件・オーディションの場合は事務所内での戦いにも勝たないと応募すらしてもらえないこともあります。
一方、小クラスの事務所は案件の数は少ないですが、所属者も少ないので複数のオーディションを同時期に受けさせてもらえる、案件がすぐに回ってくるなどのメリットもあります。
どちらの大きさの事務所もそれぞれの良さがありますし、仕事が取れるかどうかは自分自身の力ももちろん影響します!
ということで、最初に応募する際は一社だけ応募するのではなく、数社応募した方がいいと思います。
大手1社・中クラス1社・小クラス1社
最低でもこのくらいは応募してみるのがいいと思います。
費用
これは事務所によってあったりなかったりします。
しかも受かってからしか教えてくれないところが多いので調べるのが難しいんですが・・・
事務所の諸費用(宣材写真・書類関連)で年いくらかかるところもあれば、最初の所属のタイミングのときだけかかるところ、まったくかからないところもあります。
細くいうと、レッスン代は別にかかるところもあるので一概にいくらかかりますとは言えないんですよね・・・
自分が前に所属していた事務所は最初に10万円ほどかかりました。
探せば所属だけは費用がかからないところは結構あると思います。今の事務所はまったくお金かかってないですし。
ただ、どのジャンルでもプロのレッスンを受けずして、舞台やカメラの前には立てません!
レッスン費用は自分への自己投資として必ず必要になることは頭に入れとてください。
気になるレッスン代ですがこれも講師のレベルによってピンキリですが、個人で受けられるワークショップ(映画・ドラマの監督、舞台の演出家によるレッスン)は数千円で受けられるのでオススメです。
これは後ほど詳しくご紹介します。
逆にお芝居、ダンス、歌などのレッスンを短期間で数十万円・・・なんてのはよっぽどのレベルが高い講師じゃなければおかしいと思ったほうがいいです。
おすすめのキッズオーディション
こんな事務所には要注意
いつ見ても大規模な募集をしている事務所
おそらくほとんどの人は、誰もが知っているような芸能人が所属している事務所の方が安心すると思います。
実際検索するとサムネイルに有名人がバァーンっと出てくるので目に付きますよね。
超大手事務所ではなく、あまり一般では聞いたことない事務所の場合、確かに写真の3番目くらいの人までは知っているけどあとの人は知らないってことがよくあります。
そういった事務所でいつ見ても募集をかけているようなところは注意してください。
とりあえず応募してきた人のほとんどを研修生・練習生として合格させ、数十万円のレッスンを受けさせるのが狙いです。
そしてその中でずば抜けて優秀な人だけが事務所と本契約するという形が多いです。正確な数字はわかりませんが私の感覚では99%の人が本契約できないと思っています。
ただ、この仕組みは特別悪いことでもなく芸能の世界では当たり前に行われています。
そこで勝ち残れない人は売れる芸能人にはなれない可能性が高いので事務所側としても面倒は見る必要がないってことですね。それはビジネスなので理解できます。
ただ…こういったオーディションで絶対に気をつけなきゃいけない共通点があります。
それは
- あなたに才能を感じたので所属費用は無料にします(レッスン代はかかる)
- 研究生ではなく特待生からスタート(レッスン代はかかる)
といった、あなたは他の人とは違い光るものがあった的な文言が含まれていた場合は要注意です。
もうお気づきだと思いますがこれらは全員に言ってる可能性大です。(実体験です。)
これらを鵜呑みにしてすぐ契約するのは絶対にやめたほうがいいです。
できることならその日オーディションで一緒だった人と連絡を取り合うことをおすすめします!
事務所に所属しなくてもお芝居する方法
ここまではどうやって事務所を探すかをお伝えしてきましたが、そもそも事務所に所属するのは結構お金もかかるし・・・抵抗がある・・・って方もいると思います。
結果的にいうと所属しなくてもお芝居はできます!
事務所に所属することの最大のメリットは特定の案件に数多く応募できること です。
お芝居をやってみたい、現場に行ってみたいという、とりあえずという方にオススメな方法があります。
ワークショップ
先程少し書きましたが、映画・ドラマの監督や舞台の演出家によるレッスンのことです。
これは監督や演出家が個人で行なっていることも多く、一回数千円〜(全◯回など)で受けられます。
ほとんどが事務所に入っていなくても受けられると思います。
監督や演出家から直に演技指導が受けられるのでめちゃくちゃ勉強になります。
実際の現場の話が聞けたり、実力が認められれば作品に出演できたりするので、毎回のレッスンがオーディションのつもりで挑むことにもなるので場数を踏めるのも魅力ですね!
注意点としては・・・
本気で芝居をやるつもりの人しかこないので素人だとレベルの高さについていけない可能性があります。
一般ミュージカル・舞台
いわゆる市民・県民ミュージカル、舞台と呼ばれる作品です。
これも検索すると全国規模でかなりの数出てきます。
これはまったくお芝居の経験がなくても出演できちゃう、一般の人向けの舞台ですね。
自治体が運営していたり地域の事務所が運営したりと色々ありますが、どこも数千円〜高くても3万円ほどで出演できます。
もちろん人によって配役が違うので、セリフ量も変わってきます。一言二言しかない場合もありますが、主役級の役をもらえることもあります!
ただストレートの舞台ではなくミュージカルであることが多い印象ですね。
おそらく素人だけでストレートはきついからだと思いますが・・・
なので歌やダンスが入ってくるので、それはちょっと・・・という方にはあまりオススメできません。
とりあえずお芝居がどんなものか体感したい方にはオススメです。
舞台でスポットライトを浴びることなんて人生でなかなか経験できませんからね!
まとめ
今回は事務所を選ぶにあたってのポイント、事務所に入らなくてもお芝居を楽しむ方法をご紹介しました。
- 1つの事務所だけじゃなく必ず複数の事務所に応募する
- 合格をもらってもすぐに契約しないこと
- "とりあえず"経験するのもあり
まずはこの3つは頭に入れて行動してみるのがいいと思います!
なんでもそうですが、行動しないと何も始まらないです!
未知の世界に飛び込むのは勇気がいりますよね・・・でも大丈夫です。この記事を読んでいる時点であなたは他の人より一歩進んでいます。
まだこれから一歩踏み出そう!としている方にもお役に立てれば嬉しいです!
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